1月12日(日)アゼリア大正ホール
「大阪プロレス新春スペシャル2025」
観衆333人(超満員札止め)
第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○ビリーケン・キッド&木下亨平 vs タコヤキーダー&アルティメット・スパイダーJr×
11:57エビ固め
※タコスパとビリー&戦慄のリア充による華やかなタッグ対決から開幕。
ちびっこファンの大声援を受けてタコスパがビリーに集中砲火を浴びせる。
木下も反撃に転じるが勢いに乗ったタコスパを止めるまでには及ばず、その後もビリーへの波状攻撃が続く。
流れるようなコンビネーションプレーからスパイダーのファルコンアローがリング中央で完璧に決まり、万事休すと思われたがビリーが反転してスパイダーを丸め返しベテランならではの技アリの逆転勝利。

第2試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
○スペル・デルフィン&ツバサ&くいしんぼう仮面 vs 大坂丈一郎&えべっさん×&ザ・ボディガー
10:37スイングDDT→デルフィンクラッチ
※入場からキンキンに冷えた缶ビールを手に早くも勝った気になってるえべっさん組だが、ツバサが先発で出るとわかると先発を誰にするかジャンケンで決める不仲ぶり。
ジャンケンに負け渋々先発で出たえべっさんが無謀にもツバサにルチャリブレで挑むも壮絶な自爆の連続で大ダメージを負う。
自軍のピンチに丈一郎とボディガーがくいしんぼうをタコ殴りで反撃に転じる。
その後はいつもの楽しい展開からえべっさんが覚醒してルチャのリベンジを目論むが再び自爆でさらなる大ダメージを負う。
その隙をついたデルフィンの必殺フルコースで勝利を収めた。

第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
ゼウス&○タイガースマスク vs 三原一晃&SUZAKU×
16:36M5
※ヘビー級とライトヘビー級のコンビで相対するタッグ対決。
タイガースとSUZAKUがライトヘビー級らしいスピーディなレスリング勝負、ゼウスと三原によるヘビー級のド迫力のぶつかり合いで会場を沸かせる。
特に今年から久々に参戦を果たした三原とのリング上での再会を喜ぶかのようにゼウスと三原が激しくやりあう。
息を吹き返したタイガースが多彩な蹴りで魅了しSUZAKUも変幻自在な技で応戦しコーナーから飛んだタイガースを迎撃して動きを止める。
勝機と見たSUZAKUが必殺ヴァーミリオン・スプラッシュを狙ったがすんでの所でかわしたタイガースが奥の手で第一試合のビリーに続きベテランらしい技アリ逆転勝利。

第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
○クワイエット・ストーム&入江茂弘&佐野蒼嵐 vs TORU×&浅川紫悠&ゴリアテ
12:38クロズライン・フロム・ニューヨーク→片エビ固め
※傍若無人ぶりを発揮しまくるローグ・ネイション討伐に新タッグ王者コンビと相次ぐ先輩超えで勢いに乗る佐野が名乗りを上げた一戦。
いつも通り奇襲から場外乱闘でペースを強引に掴んだローグ・ネイションはその後も反則織り交ぜ正規軍の気勢を削ぎにかかる。
入江が大暴れで反撃に転じ佐野に勝負を託したが、今日も先輩越えを見せてくれると思った瞬間にレフェリーをリング下に引きずり落としカウントさせない実力行使に出る。
レフェリー不在の中、椅子攻撃や竹刀攻撃が飛び交い反則の限りを尽くしダメ押しを狙った浅川の竹刀攻撃がTORUに誤爆する。
その隙を突いたストームの剛腕が火を噴き王者TORUから3カウントを奪い雪辱を果たした。
<試合後>
マイクを握ったストームは「(ローグ追放になった)この4か月間ずーっとこの瞬間を待ってた。しかもお前(TORU)今、チャンピオンだな。この俺が3回目のチャンピオンになる!」
とTORUの持つタイトル挑戦をブチあげた。
TORUもマイクを握り「お前とは長い前哨戦とかそんな事はせずにすぐにでもやってやる。」と応じ1月26日の津大会での防衛戦を提案。
ストームにも異存はなく宮尾統括の了解を得て、津大会で両者によるタイトルマッチが決定した。

第5試合 大阪ライトヘビー級選手権試合時間無制限1本勝負
<王者>×松房龍哉 vs 大瀬良泰貴○<挑戦者>
24:06クロスフェースロック
※昨年の大瀬良参戦から続く両者のライバルストーリーは再びタイトルマッチにて実現。
序盤こそクリーンファイトでしのぎを削る正攻法でやりあい場外弾で優勢に立つ。
共に王座への執着とこの相手に負けたくないライバル心がメラメラと燃え盛り互いに一歩も引かない好勝負になる。
両者の得意技のみならず相手の必殺技を掟破りで仕掛ける心理戦も加わり過酷な死闘へと昇華する。
どちらが勝ってもおかしくない状況の中カウント2.5の応酬で館内は大興奮。
共に死力を尽くすギリギリの展開の末、最後は大瀬良の鮮やかなミスティカから師匠譲りのフェースロックで難攻不落のライトヘビー級王者松房が遂に王座陥落した。
<試合後>
激闘の末悲願のライトヘビー級王座を手にした大瀬良はマイクを持ち、「前王者の松房ができなかった事、フリーの選手や他団体の選手相手でもこのベルトを賭けて新たな高みを目指す。」
と新王者の所信表明を述べ大興奮の大会を締めた。
